2010年05月19日

サハラマラソン〜stage 3

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この日の朝は予定よりもボトル1本多く支給されました。
予想される気温が高めだったからかもしれません。
でも、朝もらっても困るんですよ。
支給時間からスタートまであまり時間がないもので。

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最後尾を歩くラクダ。
最終ランナーはこのラクダとともに帰ってきます。

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かっこいいサポートのクルマ。

3日目のコースはこんな感じ。
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オーバーナイトステージの次に気をつけなければいけないのがこの日。
マラソンステージ(stage5)は42kmですが、制限時間は12時間。
ほぼ同じ距離の40kmなのにいつもどおりの10時間。
油断禁物のステージです。


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おなじみのコース説明後ハッピーバースデイでスタート。

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3日目ともなると落ち着いたスタートになります。
全体的に少しゆっくりめ。

「0km 9.6km地点の谷を渡るまで、西南西(252°)の方向へ進む。」
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今日も今日とてまったくなにもないだだっ広い平原を進みます。
基本的にはクルマが作ったわだちの中を隊列組んで走ってます。
外れると小石が多くて走りにくいです。
序盤から日本人参加者に声をかけて写真を撮りつつ抜かしていきます。

「1.8km 砂の干上がった川底。ラクダ用の砂山と牧草地が700m」
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干上がった川底とか言われてもどこからなのかまったく分からず。
いつもの牧草がみえてまぁこのへんかなぁ?ぐらいなもんです。

「4.4km 左手に起伏。細かい小石」
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説明と写真が合ってないかもしれません。
牧草地を抜けるとまた平ら。確かに石が小さくなってるかもしれません。
起伏?はて?
とにかく分かっていることはあの山の先まで人が繋がっていることだけ。

「9.6km 山の砂地を登る。山間をたどり、降下する。」
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スタートしてからずっと歩きなんですけども
ダラダラあるかないようにだけ気をつけてました。
とにかくお尻に力をしれて骨盤を動かすつもりでスタスタと。

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山が近づいてくるにつれて少しずつスピードアップ。

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左前の人は最後まで手に荷物をもってました。
なんかこれから通勤ですか?的な。

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山というよりは峠を越えて緩やかな下り。
上りでザクザク抜かして下りでも走って下りてザクザク抜かしていきます。
平地ではザクザク抜かれるわけですけども・・・

「10.6km 山間の終わり。砂だらけで石の多い地。」
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普通の地面に見えてもしたは砂。
蹴り足の力は掘る力になって抜けていきます。

「12.8km CP1。多少ゴツゴツした地が終わり、
  木々があるエリアまで南西に進む(222°)」
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ということで、順調にCP1に到着しました。
ただ、とにかく暑い。汗をかきました。
いや、汗はずっとかいてきているのですけどもこの日は凄い発汗量で
汗が垂れてくるというのをサハラに来て初めて感じました。
布で覆われているとあまり暑さを感じないのが乾燥しているところの
よさなのですが、口を覆っているバフのなかが蒸れたのがこの日。
そして、ここで塩タブレットを落としたことに気がつきました。
BCに戻るまでもらえないとのこと。
いやはや大失敗。

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一息ついて補給をしたら南西へ。

「並木のある干上がった川底に石の平野。西南西に進む(224°)」
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ここはちょっと川底っぽいなぁって思いましたよ。なんとなく。
コースも少し蛇行していて多少の刺激があり
木々のせいかなんだかよい気分で進んでいけました。

「21.3km あまり石の多くない地。」
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そしてまたひたすら真っ直ぐ。
湖が見えてくるはずだと遠くをみながら歩いていきます。
もう、ちょっとボーッとしてたんだと思います。
陽炎を湖を間違えたりしました。
本当にこういうことがあるんだと自分でもビックリしました。
同じくらいのスピードで進んでいる日本人のチビ子(仮名)に
湖がみえたからCP2もすぐだよとか本気でいったりして・・・

目の前でチビ子が一生懸命に走る姿をみて自分もがんばらなきゃなと
ちょっとスピードアップ。
10円玉大に膨れ上がったマメを作りながらもがんばっている
チビ子に助けられた気がしました。ありがとうチビ子。

「22.7km Ma'der El Kebir湖の始まり。」
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「干上がった」と書いておいて欲しかった。
真面目に湖のフチを通るのかと思ってました。
地図を見てればそんなことはないのは一目瞭然なんですけども
まぁ、頭腐ってたんでしょうねぇ。

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陽炎だったり、巡回の車だったりCP2がなかなか見えてこないので
いろいろと信じられなくなっているところ。
前にいた(たぶん)ドイツ人女性にあの白いのがCP2だよね?と確認。
地平線上の白い物体がCP2のバルーンだと判明してだだ長い直線で
萎えていた気持ちが復活。

「24.1km 湖の真ん中にCP2。野原の裂け目とCalotropisの森(小さな木)を
  回るように30km地点まで進む。
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ほんとうになにもない。まっ平らな(干上がった)湖の真ん中。
CP2はそんなところ。ここから左にまた一直線に人が繋がっています。
なんか一番すごいなと感じたCPでした。ただの曲がり角。

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水平線の彼方までいくのです。
どうも、色ではなくて形として物を認識できる限界が2kmぐらい。
水平線は5km以上10kmぐらいなのかなぁと個人的には感じました。

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湖の周りは基本草地なので放牧されたラクダがいます。

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ラクダと看板。
このころはかなり暑さにやられてボーッとしてました。
今起きていることは覚えていられないだろうから
とにかくカメラに収めておこうとこまめにシャッターを押しました。

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よくわからないでしょうけども羊。ラクダも羊も黒かった。暑そう。
もうちょっと近づいてから撮ればいいのに頭やられてますね。

「29.2km 広いわだちを渡る。」
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どれがそのわだちなのかはまったく分かりませんでした。
まぁ、とにかく真っ直ぐなのです。

「30km 森と裂け目の境界線、方向を変え南南東に進み(164°) CP3に到着。」
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低木の間をひたすら歩きます。
抜かれざまにイギリス人(たぶん)にもうちょっと水飲めといわれました。
どうも後ろからみていて水を飲む回数が少なくみえていたようで・・・
塩が足りてなくて水が入っていかないという悪循環になってました。

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こんな骨があるところなんです。
こうならないためにも塩分とか食料、水は本当に気をつけなきゃいけません。

「32.5km 小さな砂丘に近づく。踏み固められた地面。」
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もう平らなのに飽きました。いや、ホントにね。
まだ真っ直ぐ。とにかく真っ直ぐ平らに。

「33.5km 散在する小さな砂丘。」
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横を向くと

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砂丘。ちょっとはマシなところを進んでいるのかなと今は思います。

「35km CP3。井戸。ラクダ用の砂山と牧草地が終わるまで、
     東南に進む(140°)」
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奥の小さい白いのがCP3。
かなり頭は働いてないというか、内側に向いていてペース維持だけを
心がけながら進んでいたような記憶だけがあります。

「38.2km 左側にレンガ造りの廃墟(小さな建物)」
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記憶も曖昧だし、変化も少ないので飛ばし気味に。
ここまでもまったくもって平ら。
牧草地があるので多少のデコボコあれど外の刺激に鈍くなってました。
どこからともなく自転車に乗った少年たちが現れなんかくれと
言われた記憶があったりなかったり。
こっちはそんな余裕はないよってことで。

「40km 小さな砂丘が連なる」
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やっと最後の砂丘が見えてきました。

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でも、砂丘に入ってもまったくゴールはみえず。

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最後の最後でようやく見えてきました。
でも、あと1km以上はあるようにみえるんですよね。
ゴールが見えればまた元気は復活。
笑顔とともにゴールなのでした。ほっとしたからかな。

本当にシンドイ1日でした。
最高気温は45度とか48度とかそんなウワサでした。
1箇所マメができたのでメディカルに治療に行ったら
そんな小さいのは相手にしていられんと
脱脂綿とテープを渡されセルフでどうぞと返されました・・・
自分で皮をむいて消毒液を振り掛ける。
マメは大きさじゃない。痛みはいっしょだぁぁ〜と
声が出るのを抑えて悶絶しつつ思うのでした。
(大きいほうがいたいですよねぇ・・・)

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夜はテント村の真ん中でベルベル人が手拍子と太鼓に合わせて歌を歌ってました。

ということでstage3終わり。


posted by 書房 at 13:06| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | サハラマラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月06日

サハラマラソン〜stage 2

連休のレポートも書きたいような気がしなくもなく

レース2日目です。
この日のコースはこんな感じ。
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最後の山が気になる感じです。

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ということでスタート前。
帰ってきてからあんまり日焼けしてないねと言われました。
まぁ、こんな状態ですからあまり焼けません。
初日の結果を受けてなのかスタート時間が30分早まりました。
平均タイムが遅めだったのかもしれません。
とかいいつつ実際のスタートは10分遅れ。
単に集まりが悪いから前倒しにしただけなのかも・・・

「0km 南南東(166°)に進み Amessoui山の小道に入る。」
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今日もひたすら平らな道を南に向かってダバーッと進むところから。
前日よりも6km弱長い35.5km。
同じ6時間でゴールできたらいいなぁ〜と思いながらスタートしました。

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公式のムービーでの空撮シーンを下からみるとこんな感じ。
かなり低い位置を横向きのまま飛んでいくのがカッコイイ。

「2.1km わだちを渡る。石地。」
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わだちなのか道なのか完全な砂地帯以外は
だいたいこの溝を辿れば迷うことはありません。
人も多いし。
「わだちを渡る。(Cross track)」はいつも良く分からないまま
通過していたり、段差のことだったりで認識したことがありません。

「3.8km 小道の始まり・南南西へ進(209°)」
「4.1km 初めに、Amessoui山を越える。同じ方角に進み、谷を越える」
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前の写真の奥の山を登ったところ。
毎日、似たような風景が続いていても山の上は何故だか気分がいいのです。

「4.8km 次に上り坂」
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「5km 頂上。小さな小道をたどり、降下。」
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アップダウンはよい刺激になります。
2日目には最初の興奮が収まって平地になると
どうにもダレてしまいます。
自分を律してペースを保つことが難しいです。
遅いけどもレースに参加しているんだということを
忘れないようにだらけないように努めました。

「5.5km 下り道の終わり。波打った地形。
  CP1までとてもごつごつした地を避けながら、南へ進む(188°)
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この頃は前ばかりみていたのでまったく気がつきませんでしたが
ごつごつした地形を避けていたようです。(笑)
周囲に気がいかなくなるのはよくありませんね。

「6.2km 平坦な地形。CP1まで南西に進む(219°)」
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この砂地の中にCP1があります。
どうも写真を撮り忘れていたもよう。

CP1でナンバーの位置を注意されました。
ちょっとだけ下でダメとのこと。
ガサガサして気になったので下げたのが失敗でした。
前のナンバーカードの位置はかなり厳密みたいです。
警告1がつきました。2回で30分のペナルティ、3回で失格です。
即座に直して一休み。
ちょっとドキドキしました。

「11.4km 干上がった川、Tijekhtの川底にCP1、アカシヤの木。
  山の裾野にたどり着くまで、西へ進む(282°)」
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アカシヤの木なんてあったかなぁ??
CP1は川底だったのかぁ・・・なんてまったく分からず。
まぁ、とにかくあの奥に見える山を越えるようです。

「13km 一見平地に見える上り坂、やや波打ってる地形。」
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いやいや、あきらかに上り坂です。(書くことないらしい)

「13.7km Hered Asfer山の上りの始まり。峯を越えるまで、
  印がある小道に沿って進み、そして小高い地を渡る。」
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山のフチに人の列が見えています。
そのまま尾根(?)に沿って進むようです。
だんだんとスピードアップして前にでていきます。

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やっぱりこうでないとねぇ。
ニヤケ顔で走る日本人1名。

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見下ろすとこのぐらいの高度感。
左端に後続が少し見えます。

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先ほど下からみていた山のフチを通ってますから。
それなりに危険なところではあります。

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ということで山頂に到着。

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この風景にかなり興奮します。



初めてムービー撮ってみました。
なぜか無言・・・

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しばらくはアップダウンの繰り返し。

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少しずつ下っていきます。
走ってどんどんパスしていきますよ。
平地で抜かれますけどね!

「17.8km 谷の中を下り石で作られた遺跡の前に、小さな道。」
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見ていた方角が悪かったのか石の遺跡に気がつかず・・・
いや、アレだったのかなぁ??
地面に円形に石が並べてあったようなないような?
でも、イラストとは違うしなぁ・・・

「谷。CP2まで西北西(298°)に進む。」
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少し速めのままCP2に向けて進んでいきました。
遠くの白いポツンとしたのがCP2。

「20.3km 谷の間にCP2。22kmまで西に進む(271°)」
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迎えてくれた彼女をパチリ。
CP前は嬉しくて写真を撮り忘れることが多いので珍しい1枚。
「キャトンソンサントワ」(こう聞こえた)
番号を読み上げられ水ボトルを受け取りました。

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このころCP1で仕込んでいたアルファ米のわかめご飯が
出来上がる時間でボソボソと食べながら歩いてました。

「22km Rherisの干上がった川を渡り、西南西に進む(243°)」
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干上がった川。干上がった・・・
いやいやいやいや、石から落ちてビッショリの人がいるし
進んで水浴びしている人もいるし。
幸い濡れることなく渡りきってヤレヤレ。
ある意味すごい難所でした。

「22.6km 干上がった川の終り。同じ方向へ進む(243°)。
  CP3まで平坦な地形を越える。」
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えーえーそうでしょうとも平坦でしょうとも。
ガマン大会の始まります。
終りは果てしなく先のことなのでございます。

「24.2km わだちを渡る。」
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どうもあの奥の壁が平地が終わるところみたいなんですよ。

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少しずつ

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近づいて

「28.3km 右手に小山。」
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右手奥がその小山。
もうすぐです。

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CP3も見えてきました。

「28.8km El Otfal山の前にCP3
  登るのが困難な上り坂まで、南西に進む(217°)
  頂上に到達するまで、およそ、25%の斜面。」
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でも、もはやCP3よりも奥の壁が気になります。
どこを登るのか??
「登るのが困難」て、どういうことよ?

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人の列は壁に向かってのびていってます。

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まぁ、だいたいの予想はついていましたが・・・
やっぱりそこですか・・・
と、ここ(上の写真より少し手前)で前方から発光弾があがります。
トラブルの様子。

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どうもこの角度がグッとあがるところで転んだのか踏み外したのか
進んでいくとコース脇でメディカルが治療しているところでした。
あー本当に発光弾を使う人がいるレースなんだと実感しました。

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この砂の斜面をゆっくり登っていきます。

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途中から岩のほうに入っているのが救いです。
最後まで砂だったらえらい怖い。

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岩場で写真を撮っている余裕はなくて一旦平らになっているところから
下を撮って先に進もうとしたら、前のフランス人女性が悲鳴を揚げました。
急になんだと思っていたら、その前の選手がゴロンと谷側へ!
コース脇で休憩していた人をよけようとしてバランスを崩したようでした。
幸いそこは2mぐらい下に平らなところがあって駆けつけた
人たちよって立ち上がり、そのまま自力でメディカルのところまで
歩いていたので擦り傷だけで済んで大丈夫だったのでしょうが
心臓に悪いったらありません。

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その先の頂上へ向かう坂ではロープが張ってありましたが
ちょっと付ける場所が違うんではないかなと。

「30.8km 山の頂上。左に曲がり、100メートルほど進む。」
「30.9km 干上がった川底まで、戻るように右に曲がる。」
「31km 石の干上がった川底。一直線の下り坂」
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山頂を越えてホッと一息。谷を下っていきます。
谷の底は一枚岩で歩き易い。
でも、なぜか歩きにくいほうに進んでしまったりして
判断力が鈍っているようでした。
それまでずっと吹いていた風もここではまったくなくて
ジリジリとした暑さで体力を奪われていました。

「32.3km 干上がった川底の中に一直線の下り坂の終りがある。
  ゴツゴツした平野を渡る。」
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うまく進んでいけない自分にいらだちを覚えつつ
少し日陰で休みながらようやく降りきると
眼下に最後の砂丘地帯が見えてきました。

「33.4km 砂丘に入る。225°を保つ。」
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砂丘が歩き易いというわけはありませんが
もうあと2kmだと思うと少し足取りも軽く、気分も上向き。

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後ろを振り返ってあの山を越えてきたんだなぁ〜と
思う余裕もでてきました。
ここで先行していた日本人女性の梅ちゃん(勝手に命名)に追いつき
挨拶したら、もういっぱいいっぱいで一人では厳しいとのことなので
同行することに。
ペースを落とすわけでもないので彼女の前を今まで同じように進むだけ。
遠回りでもいいから上り下りをしないで同じ高さで歩くほうがいいと
教わったり、彼女はスポンサータグらしきものをつけていたので
そのことを聞いてみたり、写真を撮ったりしているうちに

「34.7km 砂丘の終り。」
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ようやくゴールが見えました。
ギリギリまで姿をみせてくれない、イケズなゴール。

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梅ちゃんが「私この先、最後までいけますか?」と
不安そうに聞いてきました。
紳士のミーとしては
「今日、この苦しい状況でゴールできるのだから、最後まで大丈夫だよ」
とか、なんとか、なんてカッコイイ紳士なんでしょう。
髭ボーボーだけど。

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ということで、唯一ゴールを撮ったのがこの日。
そして

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ワイルドダンディー紳士。

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ゴール後はSULTAN TEAで疲れを癒します。

そんなこんなで、2日目も無事にゴール。

608 463 MATSUMOTO Takuya JPN 07H25'03

スタート前の目標にははるかに及ばず。
5km1時間そのまま増えたというところでした。
今回も長々とお付き合いお疲れ様でした。
posted by 書房 at 17:37| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(1) | サハラマラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月22日

サハラマラソン〜stage 1

さて、いよいよスタートの日。

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テントの画像を載せてなかったので前日のものですが
こんなテントで暗いうちに目を覚ましました。
風のおかげでちょっと寝不足。

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薪不足で沸騰しませんでしたがお湯にはなったので
景気づけに赤飯のアルファ米の朝ごはんを食べて準備を始めました。

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テントのなかでボヤボヤしていると山賊のように
ベルベル人が押し寄せて撤収していきます。
でも、布や木の柱が当たらないようにやさしく解体してくれるし
敷物は後で回収なのでそのまま座っていても大丈夫。

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この日の朝の水は1.5L
カードにパンチしてもらわないとペナルティーです。

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初日なので荷物はパンパンです。
重さはそれなりに軽くしたつもりでしたが大きさにはこだわらなかったので
最終日までJPNs中最大サイズでしたけどね。

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この日のマップ。
29kmほど南下です。
山あり川あり砂丘ありと変化にとんだ景色が楽しめそうでした。
写真だとあまり変化ないようにみえるかもしれませんが・・・
そんなに変化なかったかも・・・?(笑)

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スタート位置に移動して始まるのを待ちました。
緊張してきてもいたし、うれしさもこみ上げてきていました。
スタートの予定の9時になっても集合もしてないし始まりもしません。
しかたのないことですが、まぁ、しかたないです・・・
スタート時間になってようやくオシムおじさんが登場し
挨拶、コースの説明、誕生日のお祝いとあってようやくスタート。

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最初ぐらいは走っておこうと流れにあわせて走り出してみました。
撮影用のヘリがかなり低いところを通過していって盛り上がります。
むぅ、荷物が重い・・・
ということで、2kmぐらいで走るのヤメ。
当初からの予定通りオーバーナイトステージが終わるまでは大人しく。
のんびり行こうと決め風景を楽しみつつ、JPNsの写真を撮りつつ
砂漠を味わおうじゃないかということでゆっくり進んでいきました。

「2.2kmまで南に進む(197°)。それほど険しくない」(ロードブックより)
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とりあえずは真っ直ぐ。
地平線の先まで真っ直ぐです。
どこまでも続く隊列。
石の多い大地をわだちなのか道なのか平らなところを見つけて歩いていきます。

「Mech Iedane山の小道。谷を左に曲がり、南東へ進む(135°)」
「3.9km ごつごつした小道を渡り次の道に到達するまで
東南東の方向へ進む(116°)」
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要所要所にスタッフがいて問題ないかと目を光らせてくれています。
目があったら手を振ります。声を掛けられたら挨拶します。
しないと体調不良かとあやしまれそうですから。

「5.1km 砂の小道」
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5kmきてやっと砂漠らしい砂地の登場。
ここまでも砂地はありましたけども砂漠というよりは荒野でした。
ちょと本格的で嬉しい感じです。

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レース中多かったのはこんな草の周りに砂が溜まっているところ。
どうもラクダ用の牧草地だというのですが・・・
牧草・・・

「7.3km小道の終り。やしの木々に到達するまで、南に進む(177°)」
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ヤシの木なんて目印になるのかねぇ〜なんて思いながら進んでいきます。
この画像でみえますか?先のほうにある小さいヤシの木が。

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ここまでくると分かります。確かにヤシの木。
しかも、それしかない。それしか目印になるものがないのです。
こうしてロードブックに書いてあること1つ1つが
信じられなくても実際にいってみると妙に納得な感じで
あえてロードブックだけで地図をみないで歩いて楽しかったです。
ちなみに手前の草の赤い印がコースを示しています。

「7.3km やしの木々。山の裾野まで戻る(日本語訳原文のまま)」
英語では「Return to the foot of the jebel」
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確かにヤシの木々。もっとあるかと思っていたのに。
マップのイラスト通りの少なさ・・・

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ここにもスタッフが待機してくれています。
何人スタッフがいるんだってぐらい要所要所で待っていてくれてます。

「7.8km 山の小さな上り坂」
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こんなところでは抑えが効かなくなって走り出してました。
山になるととたんに元気になるのです。
平地だと一生懸命進んでいるのにダラダラ歩いている
フランス人に軽く抜かれるので悲しい感じ。
あと30cm足が長かったら・・・
平地なんて嫌いだぁ〜〜〜!(悲哀)

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山を越えて下りがまた楽しいこと。
川沿いの緑み向かって駆け下りていきます。

「8.5km Rheris橋。橋を抜けたところを右に曲がりCP1まで南に進む(172°)」
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橋?
水が上ですけど・・・
置石があって濡れないようにはしてもらえていました。
濡れると砂が固まって重くなりそうなのでここは慎重に。
脇で絵を描いている人がいました。
後で見たら公式ページで売ってるんですね。いい商売です。

「9.1km 波打つ地形 Rherisの干上がった川底に裂け目。
 9.7km 干上がった川を抜ける。注意して干上がった川岸にある
 深い断層を避けながらマーキングをたどる。
 11.3km裂け目」
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雨季にはこの裂け目に水が流れているんでしょうね。
ただただ平地を歩くよりもこういう刺激がると嬉しくなってきます。

「12.8km 小さな砂丘の始まり。」
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このころから装備の不備が出てきました。
足には大会オリジナル(raidlight製ぽい)のゲーターをしているのですが
もうすでに接着剤が剥がれそう。
そして剥がれていないのに靴の中が砂だらけ。
完全に防げないのは当然なんですけども選んだ靴がメッシュ多目だったので
ガスガス入ってきてしまっていました。
靴は撥水、防水のものが正解だと思います。
ゲーターのマジックテープを貼る位置も悪くて躓くと
つま先の布がボロボロになってしました。
生地が弱い。

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砂漠らしい風景の中を進んでいきます。
砂漠はこうでないとねぇ〜だとといいながらも
靴の中の砂が気になる感じ。

「13.4km CP1 南南西(198°)に進み、砂丘地帯を抜ける。」
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初めてのチェックポイントが見えてきました。
たぶん、このころは時速5kmぐらいの進行状況。
暑さと荷物を考えれば仕方ないのかもしれません。
でも、もうちょっと走れたよなぁと帰ってきてから後悔してます。

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風に吹かれながら1.5Lのペットボトルを受け取って給水。
水はあまり気味で手を洗ったりとか。
四角い白い袋がゴミ箱。
ペットボトルはCPかビバークで捨てないとペナルティになります。
ボトルに水を残したままゴミ箱の脇に置いておけば中身は
回収されてほかで役立つことになってました。
途中まで知らずに無駄にしてしまっていて反省しきり。
ボトルとプラティパスに水を足してアルファ米に水を注ぎ出発。

「15.1km 左手側に起伏。同じ方向(196°)に進み
 ラクダ用の砂山と牧草を通る。」
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画像は砂丘地帯の終わるところ。
この先はさっきの草に砂が溜まったような場所です。
アルファ米も膨れ上がりモリモリと食べながら歩きました。
やっぱりお米でないと力がでません。
ここでCP2まで日本人の若者といっしょに歩きました。
会話は暑いやら疲れたやら(笑)

「16.7km 小さな石の連なりを通る道。谷を渡り南へ進む(192°)」
「18km 小高い起伏。平野にたどり着くまで小道をたどる。」
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この山を越えれば平野が続くのだろう思って登っていきます。

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と、

「19.4km 平野の頂上。砂の小道まで南へ下降(174°)」
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もう「平野の頂上」てなんだよーって思いながら歩いていて
たどり着くとそこは「平野の頂上」でしかなくて
あまり下ることなくそのまま平地が続いていくわけです。
「頂上の平野」ということですかね。

「22.2km 砂丘の前にCP2。砂丘地帯を渡る(194°)
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少し砂地を歩いてたらCP2が見えてきました。

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また水を補給して前後しているJPNsと軽く話して最後の砂丘に向かいます。

「24.3km Aitoulhetanの砂丘の終り」
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「26km 砂の小道。やや波打つ地形の起伏。南に進む(176°)
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もう終りのつもりで歩いているのになかなかゴールが見えないわけです。
コースディレクターはSに違いありません。
ギリギリまでCPやゴールを見せてくれないのです。

「29km干上がった川底の後、B2に到着」
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一山登ったところでようやくゴールが見えてきました。
そこから50分。
全力で走り出したい衝動を抑えながら、明日以降にダメージを残さないように
ゆっくりペースでゴールしました。
ゴールは嬉しくて写真撮り忘れちゃうんですよね・・・

862 463 MATSUMOTO Takuya JPN 05H59'40 03H48'32

無事ケガもなく1日目終了です。
ほっと一息。
posted by 書房 at 18:12| 東京 ☔| Comment(8) | TrackBack(0) | サハラマラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月21日

サハラマラソン〜前日編

まだだ。まだスタートしませんよ。

さてさて、無事にテントの中にもぐりこみ穏やかな夜を過して
テクニカルおよびメディカルチェックの日となりました。
テント順に時間指定があるわけですけども
笑っちゃうほど参加者が無頓着で運営もあまり気にしていない様子。
私は今回無謀にもbushbuddyと少量のエスビットを用意したきましたが
直前で買えると聞いてShop付近をウロウロ。
ちょっと不安になっちゃったりしてたんです。
スタート地点のテントの周りの薪になるようなものが少なかったからでした。
でも、予約してない人はかなりあとにならないと買えないようす。
テクニカルチェックが遅れるはイヤだったのでここは諦めました。
(結果からいうと最後までどうにかなりました。)
チェックの行列に並びます。

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まずは、いらない荷物を奪い取られて。
いきなり取り上げられました。
チェックにひっかかったらどうするのかと
うっかり間違えて預けるほうに必要なものが入っていたらとドキドキです。
この後の順番うろおぼえですけども
ナンバーカードと水チェック、メディカルチェックカードと
計測チップ、発光弾、ロードブックの受け取り。
(塩もこのときだったか、メディカルのときだったか・・・)
そして装備チェックの紙を渡して重量チェック。
でも、全部自己申告。
ムービーで見ると重量チェックされてた人もいたみたいですが
あきらかに荷物が小さい人だけなのかも。
私はJAM2で見た目が大きいので聞かれただけでした。
全体10kgで食料6kgだと答えた記憶アリ。(テキトウ)

それからメディカルチェック。
健康診断書と負荷心電図を渡してみてもらいます。
たぶんですが、心電図の但し書きが日本語でわからないって笑ってました。
ざっと目と通されたあとで塩をちゃんと摂取することと
なんかあったらメディカルに来いといい含められて終りました。
パリのホテルに心電図置いてきちゃった人がいてたいへんそうでした。
結局、保証金の4万を諦めてその場チェックしてもらったみたいでした。

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荷物はトラックに乗せられ最終日まであのままみたいでした。
それから昼食。

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なんか質素になってる気がしなくもなく。

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テント村の入口にはinfoが張り出されます。
変更になったこととか、注意など。
このときは黄色い紙でテクニカルチェックの呼び出しでした。
あとペットボトルは潰して捨てるようにと。

この日の午後はなにもすることがなかったので近くの小山まで
軽くジョギング。
日本を出発してから4日。まったく運動してないですから。

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とりあえず上まで登ってみました。

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振り返るとスタート地点のテント

zenjitsu7.jpg

町にサーカスがやってきた的ななにかです。

帰りに隣の山をみると・・・

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そこ登るのはやりすぎですから!(って、かなりの人が登ってました。)

さてさて、散歩から帰ってくるとテント内の話題は重量のことばかり。
重量のチェックや食料のチェックがあんなにてきとうなのだったら
必須装備は別としてもうちょっと減らせていたという感じの会話から
じゃ、いまから捨てるか的なところで。
軽い人はどこを切り捨てているのかという話など。

そんでもってボチボチ夕方になりまして
ブリーフィングといいますか、開会式といいますか。

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オシムこと主催者のピーターおじさんが登場。
挨拶が始まるといよいよなのだと身が引き締まる思いでした。
ついに来たんだとちょっと感動してたかなぁ。

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ゼッケンの位置やらルールの確認と発光弾の撃ち方の説明などもありました。
その後、この日誕生日だった人にみんなでハッピーバースデーなどありまして。
夕食のお時間。

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この日は順番待ちの列の間に生演奏が入ってなかなか粋な計らい。
で・す・が・・・

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なんか画像にチラチラ光るもの写ってませんか?
日が暮れたところから風が強くなってきてまして。
砂が舞ってます。嵐というほどではないですがどこもかしこも砂だらけ。
食事をもらってテーブルに着くまでに砂だらけ。
砂はしかたないし、なかったことにする。
砂は汚くないと思うことにしました。
だって、これ食べるしかないんです。

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砂が細かいからか口の中でジャリジャリもしませんでしたし
埃っぽくもなかったので、まぁ美味しく食べることができました。
スパゲッティーとパンでカードローディングです。

そして、寝ているうちに砂を吸わないように口にbuffを巻いて
すっぽりシュラフに包まって寝ました。
夜中に風が弱くなってからはゆっくり寝られましたが、
今年は夜も気温が高めだったようでモンベルのダウンハガー#3では
暑くてしかたなかったです。
口、鼻さえ隠れていれば、顔に砂がかかってきてもとりあえずは
寝ることができるというのが疲れる前に確認できてよかったかもしれません。

そうして、次回はいよいよスタートなのです。
posted by 書房 at 05:12| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | サハラマラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月18日

サハラマラソン〜移動編〜

さて、そろそろ書きますかね。

それは3月31日の朝から始まります。
11時の飛行機なので朝もユルユル。
なんだか2年ぶり?あれ?4年ぶり?
まぁ、とにかくホノルルマラソン以来の海外旅行。
レースでしか海外行かないのか的になってきてますけども。

チェックインカウンターで他の参加者の人とうまく合流できまして。
ライターの持ち込みは1個までということなので1つ捨ててもらったり。
もう、予備のない火種に不安を感じたりしまして。

パリまではお尻の痛さに耐えつつ12〜13時間ぐらいです。
シャルルドゴール空港からは3人でタクシー。
着いたのはそりゃもう豪華なホテル。

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パリに2泊します。
エントリーフィーに含まれているので強制です。
こんないいホテルじゃなかったらもうちょっと安くできるんじゃ?
事務局様、ご一行を。

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夕方に到着したのでその日は凱旋門をひとまず観るだけ見て
ホテル近くのレストランで軽く夕食をとってすぐに就寝。
時差でぐったりです。

朝起きて朝食をとったら現地のMさんから全体ブリーフィング。
Mさんは係員でもなくガイドさんでもなく
事務局から世話係をお願いされた感じの人でした。
しかも、あまりサハラマラソンのことを知らない。
詳しいことは経験者に聞いてくれとのこと。
参加者、全員の顔合わせが主目的だったようです。
ひとまず、モロッコへ出発するまでの段取りの説明を受けました。
ホテル〜オルリー空港のバスの手配もしていただけたようです。
(別料金行き18E 帰り20E)

さてさて、サハラのことしか頭にないものですから
パリのことなんてちっともまったくこれっぽっちも知りはしません。
しかたなくMさんのアウトドアショップの場所を聞いて特攻しました。
が、うまく発見することができずに大失敗。

しかたがないのでたまたま近くにあったルーブル美術館へ。

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有名どころをザ〜ッと観てさっさと退散。人大杉です。
しっかり鑑賞できる心と時間があるときにもう1度来たいです。
と、いうかですね、
すごい気合を入れて緊張感を持って日本を出てきたわけですよ。
もうそれがグンニャリ。
なにしにきたんだ?ってぐらいなんだか解りません。
パリ観光ってなんでしょう?
と、力の抜きどころいれどころを見失いつつ就寝なのでした。

そして、モロッコへの移動の朝。

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まだ暗い中、一行はバスに乗ってオルリー空港に向かいました。

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空港にはRaidLightのザックをもった人が溢れ返っていました。
本当に装備義務にRaidLightって書いてあるんじゃないかってぐらい。
(後に選ばれている理由を少し知ることになるのです。)

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そして、我らが翼 Transavia.com。オランダの低料金航空会社。
大会貸切の便(2便)でモロッコに向かいます。
たぶん一人5000円とかのはず。

そんなこんなで、フランスを離れ地中海を跨いでモロッコへ。

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(↑下のほうはワルザザードのあるデカイ湖です。)

雪あるよアフリカッ!ってな感じで興奮しつつ。


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目的地ワルザザードに到着しました。
ほんとに平らで回りになにもない。
滑走路とそれ以外の違いは舗装の有無ぐらいでしょうか。

入国を済ませて建物を出ると大会のバスが所狭しと並んでいます。
ゾロゾロと乗り込んで、いざキャンプ地へと出発!!
なんですが・・・
え〜キャンプ地まではバスで7時間。
ここからがもうたいへん。

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2時間ごとにトイレ休憩がありますが、そりゃもうなにもないところなので
全て開放的に済ませます。男女平等です。

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お昼はパンとサラミやらクスクスの缶詰やらスナックやら。
これからずっとお世話になる1.5Lの水のペットはこのときがお初。

と、食事をしたりウトウトしたりしなががらたどり着いたのは

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荒野でした。遠くにキャンプ地が見えてますがそこまでは2〜3km。
普通のスーツケースを片手に佇む参加者。
そこへ現れたのは軍のトラックでした。

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みんな我先にと乗りこみました。
かなり協力的に荷物を運び込んでましたけどね。
そこから10分ほど。ガタガタを荒野を進んで
ようやくキャンプ村に到着しました。
総移動時間は24時間。成田から1日かけてスタート地点にこれました。
長かった〜〜〜〜。

って、JAPON用のテントがありません。
なかなかの出だしです。
ひとまずスタッフにお願いして夕飯の列に並ぶしかありません。
荷物はそのへんに。

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参加者1000人分の夕食はそりゃもう大混雑。

moro6.jpg

手振れでよくわかりませんが、鶏肉のカレー風味とパンでした。
ここまで、移動と食事だけを繰り返していました。
かなり肥えてきてしまったような気がしていました。
翌日もテクニカル、メディカルチェックだけで運動はまったくない予定。
もうプクプクです。

食事を済ませて荷物の戻るとテントが出来上がっていたので
荷物を運び入れて着るものとりあえず寝袋だして就寝となりました。
テントの様子などはまた次回。
前日編に続く。
posted by 書房 at 21:20| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サハラマラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月14日

帰ってきました。

無事乾燥完走しました。
ゴール直後の映像が公式に!
1分32秒あたり。主催者と抱き合ってます。



詳しくはそのうち
posted by 書房 at 17:48| 東京 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | サハラマラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月30日

明日、出発です

3月後半は仕事もそれなりに忙しく、2週間休むための引継ぎなどもあり
それなりに遊んでいたりとかもしましたが
ちょっと心に余裕がなくて更新も滞っておりました。

そろそろサハラに行ってきます。
たぶん、大丈夫です。たぶん。
スタートしたら開き直れます。

なるべく多く写真撮ってきます。

最低必須の14000Kcalの食料だけでもザックがパンパンで困ってます。
では、また半月後にお会いしましょう。
posted by 書房 at 17:07| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月16日

第25回大山登山マラソン

前日ほどではないものの十分に暖かく天気もよい1日でした。
去年の記録に挑戦だぁ〜
と、スピード練習なんてしてないのに気合だけは入りまくりでした。

ちょっと後ろに並んでしまったので前にでようと頑張りすぎて
最初の1kmは4分20秒。
去年も突っ込みすぎと書いてあって今悲しい気分です。
少しは学習したいところです。

40代の部は女子と一緒なので人が多いです。
猛者も多すぎます。
今までならあの人は若いから仕方ないということがあったのに
今回は確実に自分とタメか年上なのでまぁいろいろアレです。
言い訳できません。

以下、
2km 8分33秒(4分12秒)
3km 13分0秒(4分27秒)
4km 17分33秒(4分33秒)
5km 22分26秒(4分52秒)
6km 27分16秒(4分49秒)
7km 33分17秒(6分01秒)

5km辺りから女子の4,5,6位の人と前後する展開。
沿道からの順位の声がマチマチでカワイソウでした。
4位になったり5位になったり。
モチベーションが変ると思うんですよ、
あと一人で3位なのとそうじゃないのとでは・・・

そんな彼女らとデッドヒートを展開しつつ
8kmは40分58秒(7分41秒)
このあたりは道の狭さもあって去年とスピードがかわってません。
あと練習サボリすぎですかね・・・
気持ちではもうちょっと速く進めそうなのにまったく足がでません。
ゼハゼハいいながら全力坂。
道を知っているだけ気持ち的には去年よりは楽でしたが体は終了気味。
最後の階段では友達からの声援を受けながらも足がピクピク攣りそう。
息も絶え絶えでのゴールでした。

ゴールタイム:55分14秒。40代の部67位

無事に自己記録を2分更新することができて一安心。

ooyama2010.jpg

お汁粉とお粥、とうふ汁とみかんと美味しい水をいただいて
お腹が満足したところで後続の応援をしました。
ゴールが見えた瞬間の安堵の顔はみんな一緒ですね。

それから男坂を下ってお土産店街まで降てジョギング開始。
7kmって遠いなぁ(笑)
posted by 書房 at 14:11| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ハーフ未満イベントなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月11日

ヘッドランプ

初めてヘッドライトを買ったのはハセツネにエントリーを決めたとき。
グッズ蒐集が趣味ってわけでもないのに気がついたら4つも。
(まだ甘いって思った人は気をつけたほうがいいですよ(除く洞窟の人))

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何でかって言えばやっぱりハセツネ用だったりしたわけです。
最初に買ったのはBlackDiamond moxie

light1.jpg

今でも一番良く使っているライトです。
ハイキングでテント泊はこれで十分ですしね。
選んだ理由は値段。
ハセツネは1回でいいかなと思っていたあのころ。
安いものでいいだろうということで決めました。
本番では暗くて他の参加者の明るさがうらやましかったです。はい。
現行モデルは色が青ですね。ちょっと欲しい。

次に買ったのはBlackDiamond Icon

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Moxieが暗かったのでMax明るいところを使ってみようと買いました。
正直やりすぎでした。
電池ボックスが重くて頭の上で跳ねること跳ねること。
跳ねないようにベルトを強く締めて頭が痛くなるという・・・
明るさは素晴らしいものがあるんですけどねぇ。

バランスをとろうと買ったのがBlack Diamond Spot

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これはちょうど良かった。
でも、なぜか走ってる最中に光量の変更がきかなくて少し暗いまま。
あとで使ってみたときはまったく問題なかったんです。ナゾ。
ウェストベルトにMoxieをつけて丁度いい感じでした。

最後にPETZLのE+LITE。

light4.jpg

なんでいまヘッドランプの話かといえばこれを買ったからなのです。
サハラ用に買いました。理由は本体もですが換えの電池も軽いこと。
明るさにやや不安はありますが、思い切っていってみようということで。
小さくて愛いヤツなんでございます。
BD派なので初めてのPETZL。
ハセツネ出るならMYO beltにすればなんて声は聞こえません。
ええ、聞こえませんとも。

そんな感じで知らないうちにヘッドランプが増えていたというお話でした。

e+lite       Moxie       Spot       Icon
   
posted by 書房 at 14:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | グッズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月08日

鎌倉トレ

10時に鎌倉駅集合。
前夜に二人辞退で参加者は5人。
そりゃ、こんだけ雨が降ってればねぇ。

まずは海岸線を稲ヶ崎方面へ。
サハラの練習ということで砂浜を走りながら到着したのは

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力餅家さん。
まだ、走り始めて20分。トレイルにも入っていないのに。
夫婦まんじゅうと力餅を食べて出発。
街中を走っていくと

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宮代商店さん。
コロッケを選んでから揚げてもらえるのでアツアツサクサク。
カニクリームコロッケを食べたつもりが中身ほぼカニだけ。
なんだかすごい。
でも、美味しかったのは衣かな。
揚げたての香ばしさなんだけど、油の味じゃなくてなんか深いのです。
こんな衣は初めてかも。

そんなこんなでお腹をいっぱいにしてから大仏前を通って
トンネルの脇からトレイルへ。
道を間違えて団地にでたりしながら銭洗い弁天をかすめて北鎌倉方面へ。
浄智寺、円覚寺あたり(うろ覚え)を通って太平山天園方面へ
登る前に喫茶店でコーヒーブレイク。
どんなトレイルランなんだか(笑)

雨で滑りやすい日、特に太平山一帯は岩場(石場?)なので
おっかなびっくりで進んでいきました。
それでもそんなにスピード落とすことなく寒い思いをすることもなく
適度な負荷で八幡宮まで10kmちょっとぐらいでしょうかね
楽しく走りきることができました。

その後は銭湯。
の、はずが、2時半に銭湯に到着してしまい営業時間まであと30分。
濡れたまま外で待つわけにもいかないのでそこから歩いて10分の
OJS湘南ハウスでシャワーを浴びることに。
ロッカー代込みで630円ならOSJスタートもありだという話を
しながらサッパリと汗を流して若干1名ビールを買い
タクシーを呼んでもらって鎌倉駅へ。

16時前から1杯やって今後のレースの話で盛り上がってから
帰りました。
美味しい1日でした。
posted by 書房 at 12:30| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | トレイルラン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする